DX SHOWCASE TOKYO 2023
Type : Design
Date : 2023.11
クライアント
デジタルソリューションズ株式会社(架空/展示会主催会社)
担当範囲
企画 / ライティング / Webデザイン
制作期間
企画、ワイヤーフレーム : 1週間
デザイン : 5日
使用ツール
Illustrator / Photoshop / Figma
概要
架空の展示会主催会社「デジタルソリューションズ株式会社」からご依頼いただいた想定で、ビジネス展示会「DX SHOWCASE TOKYO 2023」のオフィシャルサイトを制作いたしました。来場/カンファレンス聴講/出展の3種類、それぞれの目的を持ってサイトを閲覧するユーザーを意識して導線や情報の設計を行っています。
背景
ターゲット : DXを推進する技術力を持つ企業/自社の業務をDX化したい企業
目的 :
DXを推進する技術力を持つ企業と自社の業務をDX化したい企業をマッチングさせ、商談の機会を創出する。同時に、DXのトレンドや成功事例を熟知した講師陣によるカンファレンスを開催することで、DXに興味を持ち始めた段階の企業にも知見を共有、導入を推進する。
現状課題
・前年度まで使用していたサイトのテンプレートが古めかしく、最新テクノロジーやDXを想起させるようなデザインになっていない。
・新規来場者数が伸び悩んでいる。
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FV直下の誘導エリア
ビジネス展示会オフィシャルサイトの場合、ユーザーは開催期間前後で複数回にわたりサイトを利用することが考えられます。FV直下にそれぞれの参加意図に沿った下層ページへの誘導エリアを設置することで、展示会の概要や特長など、何度も目を通す必要のないエリアはスキップしてスムーズに目的のコンテンツを探せるようにしています。
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潜在層に訴求するコンテンツ
トップページには潜在層に訴求するコンテンツとして、展示会の概要と特長を掲載しています。DXに興味関心があるものの、諸般の理由から踏み切れずにいる企業や担当者に対し、よくある悩みを列挙することで共感を狙う→展示会に参加することで悩みが解決できることを印象づける構成となっています。
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カレンダーへ予定を追加
展示会内で開催されるカンファレンスイベントの告知エリアには、各カンファレンスのタイトルや登壇者などの情報に加えて「カレンダーへ予定を追加」ボタンを設置しています。カレンダーアプリに直接予定を登録できることでサイトとアプリを行き来する手間を省き、ユーザーエクスペリエンスの向上に役立ちます。
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アイソメトリックイラスト
立体感のあるアイソメトリックイラストをメインビジュアルやサイト内の各所に採用することで近未来的なイメージを想起させます。同時に、最新テクノロジーを導入することに対する敷居の高さを感じさせない親しみやすさも演出しています。
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トレンドのデザイン要素
先進的なテクノロジーを持つ企業が一堂に会するビジネス展示会だからこそ、デザインにもトレンドの要素を多く取り入れています。先に挙げたアイソメトリックイラストのほか、画像のトリミングだけではなくセクション間の区切りにも角丸を用いたり、ドロップシャドウはコントラスト高めのぼかし0に設定したりしています。
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ビビッドトーンの配色
既存のビジネス展示会サイトデザインと差別化を図り潜在層の関心を惹くため、配色はメインビジュアルのアイソメトリックイラストを構成しているカラーを中心としたビビッドトーンでまとめています。サイト閲覧中画面に追従する想定のコンバージョンボタン(来場者登録)はアクセントカラーのマゼンタを用いつつ、半円状のタイポグラフィやイラストで更に目立たせています。
EN font
Montserrat
DX SHOWCASE TOKYO 2023
JP font
Noto Sans JP
DXに関する無料のカンファレンスも開催されます。カンファレンスでは、DXのトレンド、成功事例、課題の克服について議論されます。
カラー
よかった点
ポートフォリオを筆頭にグレイッシュなカラーや明朝体、セリフ体、筆記体などを用いたデザインを制作することが多かったのですが、これまでとは差別化したビビッドな配色やゴシック体、サンセリフ体を用いたデザインに挑戦することで引き出しを増やすことができました。また、デザインカンプ中のアイソメトリックイラストは作者の異なる素材も含まれており統一感が出せるかが懸念でしたが、ポイントで配色を調整することで馴染ませることができました。
反省点 / 今後の課題
デザインについては予想よりも速いペースで完成させることができましたが、これまで制作してきた架空サイトの中でも企画と情報設計に時間がかかった印象です。自身にビジネス展示会の参加経験がなく、サイトの構成を検討したりライティングを行ったりするのにより多くの参考集めが必要となったことが要因と分析しています。ギャラリーサイトで頻繁に見かけるコーポレートサイトや採用サイトだけではなく、多様な種類のWebデザインをインプットすることを心掛けます。